5月15日、6月5日にも動向をお伝えしましたが、このたび2024年1月1日〜12月31日の1年間における確定値が報告されましたので改めてお知らせいたします。
日本国内における「新規HIV感染者」「新規エイズ患者」の報告数、ならびに保健所等における「HIV抗体検査件数」「相談件数」は以下の通りとなります。

・令和6年の新規HIV感染者報告数は、令和5年と比べおおむね横ばい(-約1%)であるが、保健所等での検査件数の伸びが鈍化していることが影響している可能性がある点に留意し、今後の状況を注視していく必要がある。
・令和6年の新規エイズ患者報告数は、令和5年と比べ増加(+約14%)し、令和4年より2年連続で増加となった。これは、新型コロナウイルス感染症の流行等により保健所等でのHIV検査件数が減少していたことにより、エイズを発症するまで診断を受けていなかった患者が増えていることと、外国国籍のエイズ患者報告数の増加による可能性があるが、そのトレンドが変わってきている可能性も疑われるため、今後の状況を注視していく必要がある。そのため、新規報告数全体に占めるエイズ患者報告数の割合は33.4%と過去20年間で最も高い割合となっている。
※引用: 厚生労働省エイズ動向委員会 第165回エイズ動向委員会 委員長コメント
《令和6年 HIV感染者・エイズ患者の年間新規報告数(確定値)》
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